定年退職後の就活報告/2ヶ月ぶりの応募に臨む!我々就職困難者に関するお触れとは?

応募しようかすまいか悩んだ求人に、意を決して応募することにしました。久しぶりにハローワークに行ったら、「年齢を理由に採否を決定する」ことを厳しく律するお触れを発見しました!

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前回派手に散ってから2ヶ月経過・・・依然前を向く

派手に、ってこともないのですが笑。

「あんなにウェルカムでフレンドリーな不採用は初めて」という裁きを受けたのが今年の2月。
ちょっと凹んで、それでも立ち止まってばかりもいられないので前を向き、新しい求人を探索し続けていました。

数週間前に気になる求人を見つけ、応募の締め切りまで随分と余裕があったこともあり、「応募しよう」「いや、ちょっと違う」・・・と、寄せては返すを繰り返し。

ついに、意を決してハローワークに行ってきました。

求人の職種は事務で、もちろん「年齢不問」となっています。
とは言え、それを持って窓口に行くと、「60歳雇止め」だの「50歳以下を希望」だの、袖の下の情報に玉砕することが最近増えていますが・・・。

さて。今回狙いを定めた求人票を窓口の方に渡します。
自分の名前と年齢、そして敗戦歴がバレバレになる瞬間。緊張するんですよね、いつも。

すると、

こちらの特記事項は~・・・

(来た!)

いつもはここで、年齢が引っかかって応募すら叶わない。

・・・ありませんので、応募できますね

(おっ、やったっ!)

現在の応募人数は、18人です

競争率、高いですね・・・

でも、いいの。
逆に、いいの。

前回はライバルがひとりもいないことがわかっていたのに、断られたから笑。
ライバルが多いのなら、まだそれを言い訳に、メンタル的に立ち直る余白ができるというもの。

応募書類作成へ!

紹介状を受け取り、自宅に戻って応募書類を作成します。
2か月前に書いたばかりなので、用紙も封筒も在庫は豊富。パソコン内で容易にひな形も出てきて、必要箇所を修正すれば出来上がりです。

志望動機のところは時間をかけて熟考。
どうすれば、「この人と働きたい」と思ってもらえるか、先方はどんな人材を望んでいるかを推し量って、直球かつ朴訥でありながらも、キャッチ―な言葉を入れてみる。
その目測が吉と出るか凶と出るかは、神のみぞ知る領域・・・と腹をくくることにして。

後悔のない書類ができたら、添え状をカガミにして、全てを新品のクリアケースに入れ、封筒へ。

実は最近新たに、「就職困難者枠のお知らせ」的な書類をハローワークから授かる・・・というワンステップが増えました。

我々のような60歳以上の人は「就職困難者」と呼ばれ、困難者を採用すると企業はお国から給付金がもらえるということらしいのです。そのお知らせは、我々求職者に渡されるので、自分で応募書類の中に同封しなければならないのです。

わたしを雇ったら、お金がもらえるのよ~

・・・って、鼻っ面に札束ぶら下げればよいのですね?
ちょっと、ツラい・・・。

いつものレギュラーメンバーより1枚多く封入し、応募書類一式が完成しました。

応募を決意するまでに散々迷ったので、既に締切日が近いうえに、世は連休中。なので、今回は速達で出すことに決めました。
近所には結構たくさん郵便局があるのだけれども、顔が割れているところに行くと、「この人いっつも応募書類出してる人だ!」ってなるのも恥ずかしいので(誰も見てないって!)、いささか離れた郵便局まで行って投函してきました。不採用になったときと同じ郵便局というのも縁起が悪いので、ゲン担ぎの意味合いも込めてね。

今回応募の職種について

サラッと「事務」と前述しましたが、更に詳しくいうと「庶務」です。

正直、あまり経験はありません(!)。
これまでのキャリアも専らデスクワークでしたけれども、ちょっとカテゴリーが違います。

この応募で、後悔はないだろうか・・・

迷いも、あるにはある。

今回いちばんの志望動機は、わたしの大好きな企業だということ。
そこは、確信を持って言える部分です。

ハローワークの待ち時間に、驚愕のパンフレットを発見!

話は紹介状をもらったハローワークの待合室へと遡るのだけれども。

番号札を取って、窓口に呼ばれるまでの間。
椅子に座って周囲にぐるりとディスプレイされているパンフレット類を眺めていると、

その募集・採用
年齢にこだわっていませんか?
~年齢にかかわりなく、均等な機会を~

という見出しがドーンと。

えっ、なになになになに?

もう、その棚に目が釘付けです。
見出しの下には、更にセンセーショナルな言葉が。

求人票は年齢不問としながらも、年齢を理由に応募を断ったり、書類選考や面接で年齢を理由に採否を決定する行為は法の規定に反するものです

・・・!!

そうだったのーーーー!!

わたし、まさしく「法の規定に反する扱い」、受けてるんですけど!?

「年齢不問」としながらも、「20~30代の人たちが活躍している職場です」みたいな但し書きがあって、そりゃあ企業側も涙ぐましいわよね・・・と同情する傍ら、「それって暗にわたしたちを断ってるってことよね」と求人票上での両極端な矛盾に苦笑いしてきたこれまでの就活。

自分が30代だった頃から、求人票にあからさまに年齢制限を書かれなくなったので、そうした改定がなされたのはもう何十年も前だということはわかってましたが。

その「年齢で差別する勿れ」というお咎めが置いてあったのは、ハローワークの「求人を出す企業側」の窓口のそばでした。
応募する立場でしかハローワークを利用したことがなかったので、そんなお触れが出ていることを知る機会がなかったですし、その強い口調にも驚きました。

ホチキス止めのパンフレット。
全文を読んでみたくなって、思わず1冊持ち帰ってしまいました。

年齢で就活に苦労されてる全ての方に、ぜひこの案内を読んでほしいと思いました。

読まなきゃいけないのは、求人を出す側だけどね!


わたしたちの言いたいこと、聞いてほしいことがここにはハッキリと書いてあって、その一字一句を読むだけでもかなり溜飲が下がる思いがするので。

ただし、こちらの問題。
例外もあるにはあるようで。

たとえば、長い目で見て幹部を育てたいから年齢制限を設ける、とかね。

それはそうよ~。
企業としては人材育成の青写真があるわけですから、そこは忖度せずにわがまま通してよいとわたしも思うわ。そうした思惑がある求人には、堂々と、胸を張って「35歳以下」と書けばよいのだし。

わたしがモヤモヤするのは、「最長〇年しか働けない、明らかに育成枠ではない使い捨てスタッフ」の募集案内に、表向き「年齢不問」と謳っておいて、公には目に触れない特記事項に年齢制限忍ばせとく・・・という二重のトリックを仕掛ける方法ね。

その求人を出した担当者には、ぜひ、このパンフレットを、シニアの人たちの前で音読していただきたいわ。

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