新郎の母狂騒曲Episode3:会費制か招待制か?押し寄せるご祝儀の波で原則崩壊

息子の結婚式が少しずつ近づいてきました。先方の親御さんとは「若い二人に任せましょう」ということで静観する合意を得たものの、最大の山場・お金の問題でメンタル的窮地の淵に立たされている状況です。

いまどき珍しくない時間差セレモニー

我が家の場合、息子たちは遠く離れた場所を現在の本拠地としているため、心に決めた人を紹介する•••となると、物理的な距離もあいまっていちいち大袈裟なイベントとなる傾向があります。

このたびの次男の婚儀に際しても、まずは「婚約者の紹介」→「その2ヶ月後に入籍」→「さらにその7ヶ月後に挙式」の流れとなり。入籍のときはふたりで最寄りの役所に届け出てことは済んだのですが、「婚約者紹介」の出だしからわたしたちの親族が一堂に会することとなるわけです。

わたしの友人たちからも、それぞれ息子や娘が結婚したとの話を聞くことが多くなりましたが、自分たちの時代に主流だった「結婚式と入籍が同じタイミング」というパターンは逆に少なくなっているイメージです。

そこで親族たちの頭を悩ませてしまうのが、

ご祝儀をいつ渡そうか?

問題です。

親族ゆえに、少なからずのご祝儀

わたしの母や姉•••つまり、新郎からみると「母方の親戚」となるわけですが、彼女たちはお金にとてもきっちりとした人たちです。姉には旦那様がいるので、彼の目から見た新郎は「妻の妹の息子」。今回の家族婚の中で、最も遠い親戚にあたるため、よりかしこまった存在になります。

そうした姉の旦那さんの配慮もあったかもしれませんが、姉夫婦からはうちの息子が入籍した昨年末のタイミングで、すでに多額のお祝いをいただいてしまいました。滅多に会えない間柄だからこそ踏み切った心配りだったと思えます。それに合わせるように、わたしの母からもさらに多額のお祝いをいただくこととなり。

一方、夫の母と姉•••新郎からみると「父方の親戚」は、とてもまったりとしていて、「ことを急がない」「全て落ち着いてから対応に乗り出す」派。
「お祝いあげるからね〜」と意思表示のみしていただいている状況で、おそらく結婚式が済んだタイミングで手渡す心づもりのように思えます。

新郎新婦を悩ませた「会費制か、招待制か」問題

すでに一部の人からは多額のご祝儀をいただいている状態。
付け加えるなら、わたしたち新郎の親も、昨年の入籍のタイミングで、束を渡しています。

今回、入籍から7ヶ月遅れて式を挙げることになり、ホテルとの打ち合わせの中でまずは「会費制か招待制か」について決断を迫られた次男夫婦。
仕組みはよくわからないのだけれども、そのどちらを選ぶかによって、挙式にかかる費用の算出方法も変わってくるのだそう。

果たして彼らが出した答えは「会費制」。

「会費制」と聞き、招待状を作る係を担っているわたしは、例文集の中から挨拶文を調べ、アテで次の文言を入れてみました。

当日は誠に勝手ながら会費制とさせていただきました。ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます

この一文は、どの文例集にも含まれていたので、鉄板なのかと。
次男夫婦には「文章はアテだから、最終的にはあなたたちの思う通りのものに差し替えて」と伝えたところ、このくだりはそのまま採用となりました。

値段の設定としては、ちょうど当日提供されるお食事代に相当するものです。
いまどきの会費制の相場はわかりませんが、正直「高い!」と思いました。
それでも、新婦のお母さまとお約束した「若いふたりに任せましょう」という約束のもと、いや、その約束がなくとも、新郎新婦本人たちの思う通りにやってもらうのが筋という建前のもと、ここはわたしの口出しできる領域ではない、と静観することにしました。

招待状係を受け持つこととなった経緯はこちら↓

入籍と挙式に時差があることの弊害

入籍する時点で「挙式するかどうかはわからない」状態だった次男夫婦。おそらくわたしの母と姉夫婦は頭に思い描いている中での全額のご祝儀をそのとき渡してくれたのだと思っています。

そこに降ってわいた「やっぱり結婚式しますのできてください、会費おひとり様ン万円」の続報。
しかも、次男夫婦は半年前にいただいていた多額の結婚祝いの内祝いをまだ済ませていない、と言います。

ん〜、もやもやする。

そしてわたしたちをさらに窮地に追い込む、うちの母からの追加のご祝儀!

うちの母としては、挙式はしないと思っていたので入籍当初いただいたご祝儀額にとどまっていたのだけれども、式をするのであれば多額の費用がかかるだろうから•••という心配のもと、もっと払わずにはいられない気持ちになったようです。

この追加のご祝儀は、先日次男夫婦が「初めてのホテル側とのリアル対面打ち合わせ(これまではリモート)」と「会場下見」のため、こちらに足を伸ばしたタイミングで発行されました。駆け足での訪問となった、そのぎりぎりの去り際に「ホテルとの打ち合わせ」はスケジュールされていて、招待状に載せるべき詳細が決まったときは体半分空港に向かっていた状態。
彼らがここを発ち、自宅のある地までの陸路・空路の最中で、わたしたちは招待状に書く案内の詳細をすり合わせていました。

帰宅した頃合いに最終稿を本人たちに確認してもらったところOKの答え。「会費ン万円」の記述で招待状は刷り上がりました。

招待状に記載のある「5月吉日」が有効なのは、もう今週末が最後、という日。

ついに耐えきれず、わたしは行動を起こすことにしました。

一気にふりだしに戻る

夫側の親戚、わたし側の親戚には、招待状は直接手渡しすることになってました。

それでもこの内容のままの招待状を、わたしは渡す気になれませんでした。特に、すでに多額のご祝儀をもらっているわたしの母と姉夫婦には。

どう考えても、

すでに会費以上のご祝儀をいただいている人を会費制の式に招待する場合、内祝いが済んでいないのであれば会費はいただかない

が正解に思えてしかたありません。
婚儀のマナーを調べてみても、一般的にはそれが常識である、となっています。

次男夫婦には伝えず、わたしたち夫婦でその分をこっそり賄うこととし、わたしの母と姉夫婦には「すでに過分なるお心遣いをいただいていますので、当日の会費の支払いはご遠慮したい」と伝えてしまおうとも考えました。

でも、

次男には当然、話すべき

と言います。

わたしは、次男にそのままのお伺いを立てました。
そして、そうするのであれば、招待状を渡すタイミングで伝えるのが親切である、とも。

それでいいと思う!ふたりで話し合ってみる!

即答ではなかったことに一抹の不安は感じたものの、次男は同意してくれたように思えました。

招待状を渡すのは今週末なので、早くお返事ちょうだい!

•••お返事、きませんでした。

「まだ渡さないで」

の呼びかけもありません。

これは決裂したのか•••。
わたしは余計な口出しをしてしまったのだろうか•••。

とにもかくにも、招待状を渡す期限が来てしまいました。
わたしたちはとてもとてもとてーーーーも心苦しい思いで、招待状を各親戚に配り歩きました。

会費はいただかない旨を勝手に伝えることもできないままに。

食事も喉を通らないその日の夜を迎えていたとき。
次男からようやく連絡がきました。

ご祝儀をたくさんもらったので、全額新郎新婦負担に変えようと思います。結婚式も会費制をやめて、招待制にするので、今ホテルと交渉中です。おばあちゃんとおばさんには、申し訳ないけど「会費いただきません」と伝えてもらえますか?

・・・

えーーーーーーーーーーっ!!

待って待って待って待って。

そんな大きな話になる?
当日、受付で徴収しなければ済む話ではないの?

なにより、もう無言で招待状渡しちゃってるから!

わたし、灰になる。

彼らなりの誠意

前述のとおり、式は「会費制か招待制か」により、ホテルとの契約内容や請求方法も変わってくるのだそう。

一部の人から会費をお断りする会費制も、別に珍しいことではないとは思うのだけれども、彼らとしては「一律した対応」をしたいらしい。

となると、式の形態自体を変えるしかないという考えのようなのだ。ホテルとのやりとりにおいて、矢面に立っている彼らがそう言っているのだから、これはもう従うしかないとは思うのだけれど•••。

わたしが言った余計なひとことで、彼らを窮地に立たせてしまったのだろうか•••

ってなるわけですよ、母としては。

「でも、こうすればいい」「だけど、そうしたらこうなるよ」

わたしなりの会費制キープ案の放出が止まりません。

それに対抗して、

でも、こうこうこうだから•••
こうしたいから•••

次男も折れてくれません。
珍しくLINEの返答も早く来ます。

隣で見ていた夫が、

いいから、本人たちのやりたいように、やらせなさい

えー、だって。

「でも、でも•••」が100回言っても足りないくらい、出てくる。

わたしは「なに」に窮しているのか、ひと呼吸置いて考えてみました。

  • あんなに多額な心遣いをくれた母と姉の厚意に背いている心苦しさ
  • そこに手を差し伸べずにいる無力な自分自身へのいたたまれなさ
  • 未熟な子供たちを守りきれなかった親としての責任感

結局、

自分がラクになりたいだけじゃん!

次男夫婦は、もっと俯瞰的に総合的に物事を見ている。だから、次の行動に時間がかかっている。

会費いただかない旨、俺から言おうか?

とも言っている。

おめでたいイベントなのだから、準備段階から楽しんでほしいと思っていたのに。
余計な気遣いが無用の、ざっくばらんな家族婚をせっかく選んだのに。
いちばんセンシティブなお金の問題でつまづいてしまって、招待客にお詫びをせねばならなくなった彼らが気の毒でなりません。

若いふたりは、至らないながらも、一生懸命招待客のみなさんに喜んでもらおうと知恵を絞っているのですよ。ギリギリまで迷っても、最終的には自分たちの納得のいく形で実現させてほしい。このドタバタの責めはすべて母が負うから!の覚悟です。

新婦の親御さんも、たくさん包んでくれたんですって。その配慮も含んでるのかな。

最後にひとつ付け加えるなら、あなたの父と母は、束で渡してるけど、会費支払うことにはなんの疑問もなかったんだからね。ふりだしに戻った原因の中に、わたしたちへの配慮も入ってたら、それはそれで辛いわ。

まだホテルとの交渉がどうなったのか返事は来ていません。
会費いただかない旨、わたしたちから伝えるのか本人たちから伝えるのか、の選択についても、まだ返事がきていません。ホテルからの返答によっては、会費徴収云々についても、まだ動きがあるかもしれないので、今は「凪」の待ち状態。

「子離れ」と「放任」の境界線。
「信任」と「援護」の境界線。

実に悩ましい狭間で、わたしは揺れに揺れています。
親って、難しい。

ホテルとの交渉がどうであれ、会費は申し受けないことが確定してるなら、一刻も早く招待客の方に伝えたいんだけど、ダメですか?
お母さん、もうね、ひからびてしまいそうなんだけど笑。

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