まるで大輪のジュエリー!純白の可憐なあじさい「月うさぎ」がかくも厳かに降臨
今年、思いがけない形で存在を知ることとなったあじさいの新品種「月うさぎ」。どうしても会いたくて、接点を探し求めること1ヶ月。ようやく入手経路を確保して我が家に届いた感動と喜びを共有します。
月うさぎとの出会い
毎年、母の日に夫があじさいをプレゼントしてくれますが、今年も鉢植えを求めて花屋さんに行ったときのこと。
すでに6月末でしたから、あじさい売り場はおしなべてみずみずしさを失っているタイミングでした。
いささか萎れた、ちょっと残念な鉢植えが並ぶ中、ひときわ存在感を示す白い御尊顔。
あ•••あなたは誰!?
ほかのあじさい同様、炎天下の花売り場でクタ〜っと色褪せてしまっていますが、その悪条件をものともしない上品かつエキセントリックなお顔立ち。
まるで夢を見ているような気持ちで密集する茎をこじあけ、土に刺さっている花名の札にロックオン。
「月うさぎ」
なにそのネーミングーーーーー!
このブログのロゴそのものじゃん!
欲しい。
絶対に欲しい。
もう、月うさぎ以外のあじさいは目に入らない!!
•••な状況にフォーリンラブとなり。
とはいえ。
目の前にある月うさぎ。
色味も褪せていてお値下げされているとはいえ、それでも5,000円以上。
わたしのように鉢植えの越冬が約束されない環境にあって、来年以降のための青田買いとするにはそのお値段はちょっと。
ここは、その名前だけをしっかと脳裏に刻み込み、自宅に戻ってネットで購入するが吉ではなかろうかと。
若干後ろ髪ひかれる思いで、その花屋を後にしました。
しかしながら。
花屋さんで花終わり値下げになっているということは、ネット上でも同じような現象が起きていて、その後の月うさぎ探しは難航を極めました。
そして、もう今年買うならこれが最後のチャンス!かつ、すでに花が剪定済みであることを覚悟の上で、「花終わり」と注釈のある月うさぎをついにポチっといたしました。
わたしの白あじさい変遷
一旦、話は逸れますが笑。
これまでにも二度、白いあじさいを入手したことがあります。
「しろくまあじさい」と「マジカル・アメジスト」。


ん〜、たまらない愛らしさ!
2018年ものと2022年ものですが、こちら、いずれも越冬に失敗しまして、現在では影も形もない状態になっています。すでに根絶している鉢だけは捨てきれずに残っており、ただの土と化しています。
ことのほか寵愛していたというのに、1年限りで去っていった彼ら。
その痛みもあり、わたしにとって白あじさいは希少と憧れの象徴となったのです。
いよいよご対面!新種の「月うさぎ」
どんな姿で届くのか、ドキドキ・ハラハラしながら待つこと数日。
ついに「ピンポーン」と業者さんの鳴らすベルが。
箱、でかっ!
でかいだけじゃなく、底も深い。
蓋を開けて覗き込むように屈んでも、手が届かなくて、鉢がなかなか出てきません。
そして、お目見えした、そのいでたちは。

きゃ〜っ!
たわわに実っているではありませんか!
なんて神秘的なんだ•••
花をアップで見てみましょう。

なんて複雑で、変幻自在!
鳥肌モノです!
「花終わり」となっていたとおり、若干枯れかけたものもあり、それは白一色の中においてはほんの数ミリでも目立つ宿命ではありますが。
ここまで盛りの状態でいただけるとは思っていなかったので、本当に身悶えするほどの感動です。
鑑定書付き笑。


うさぎの耳のように装飾花が伸びやかに咲きます。
引用元:島根県アジサイ研究会
ホワイトからグリーンへと、やわらかに染まっていきます。
島根県オリジナルなんですって。
こんなに素敵な開発を、ありがとうございます!
合わせて、お手入れ方法について、長文のお手紙も入っていました。
要約すると、
- ハウス育ちで外気に慣れていないので、まずは室内で楽しむこと
- 翌年以降も花を咲かせるためには、剪定後に外で栽培すること
なのだそうです。
綺麗だね、よかったね
•••。
はっ、そうだ。
これは夫からの贈り物でした笑。
悦に入りすぎてお礼を言うのを忘れていました。
はい、ありがとうございます
大切にします!
いや、ほんとに。
愛でて愛でて愛でまくりたいと思います〜。
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