オトナの読書:人生の師と仰ぐ森岡毅さん著『苦しかったときの話をしようか』を読破

史上最強のマーケター、森岡毅氏をご存知でしょうか?氏の著書を読み、内面から熱いものが沸り中のわたし。知識と洞察力で次々と事業を成功させる氏の、名言・予言・格言を共有いたします。

最近、気になってしかたのない存在

マスコミでも引っ張りだこ

森岡毅さん。
この方をご存知でしょうか。

経営不振に陥っていたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をV字回復させた最強のビジネスマンとして有名なお方です。

この方、P&Gに入社してマーケターとして辣腕を振るい、ヘッドハンティングされてUSJを建て直し、今は自身が立ち上げた会社のCEOとなられています。

わたしが初めてこの方を知ったのは、『日曜日の初耳学』に出演されたときでした。林修先生がインタビューするコーナーで、とにかく日本の未来、若い世代のために、この国を豊かにするのがわれわれ大人の使命なんだということを熱く語ってらっしゃったのです。紡がれる言葉のひとつひとつが、あまりに的を得ていて、衝撃的で、わたしはまばたきも呼吸も忘れて、森岡さんの講釈に聞き入っていました。

そのインタビュー動画、Youtubeに上がっているので、森岡さんをご存知でない方はぜひ一度、お話しを聞いてみていただきたいです。

森岡さんとの接点第2章

数ヶ月前、図書館の蔵書を調べていたときに、この方のお名前を検索したらヒットしたのが表題の『苦しかったときの話をしようか』。

©Amazon

ぜひ書籍からも森岡さんの言葉で喝を入れていただきたくて笑、予約をしました。
予約待ち何十人?何百人?の行列に並び、ようやく先日受け取ることができたんです。

この本は、そもそも森岡さんが、就職活動に悩んでいた娘さんのために書き連ねた大長編のアドバイス集。それをたまたま目にした編集さんが、「就活生だけでなく、あらゆる世代の仕事探しをする人に刺さる言葉だから出版しましょうよ!」と進言し、書籍化になったのだとか。

あらゆる世代の仕事探しに?

とはいえ、まさかわたしのような年代の転職や再就職にはターゲティングされていないとは思いつつ、「今就活に悩んでいる者として」「かつて社会に揉まれて折れまくった者として」「当時の傷跡がいまだ消えていない者として」、心に響く文節がたくさんあったので、そのいくつかを拾ってみたいと思います。

フィードバックしたい金言集

子を思う親心

私が君のためにできることも、もう僅かになってしまったようだ。その現実はものすごく寂しいけれども、君の世界を飛ぶために君は生まれてきたのだ。だから私は、君の幸せを誰よりも願う私なりの精一杯で君を見送りたいと思う。

「こどものためにできることがなくなってしまった」は、わたしの場合、彼らが高校生になったときに痛感しました。わたしの力が及んだのは中学生まで。高校生になった彼らの悩みや苦しみを解決する術は、家庭の中にはなかったり、彼らが実力で這い上がるしかありませんでしたね。自分が無力で切なかったですよ。ほんと、ごはん作って食べさせるぐらいしかできなかったけど、それは今も同じかな(きっと死ぬまで、そう)。

最後までお節介ですまないが、君に役立ちそうな私なりの集積をまとめて、餞別として書き記すことにした。(中略)君にとって有用なものも、そうでないものもあるだろう。くれぐれも自分でよく考えて取捨選択して欲しい。その知性を微塵も疑わないからこそ、私は信じていることを本気で書けるのだ。

子育てするとき、すごーく干渉してしまいました。彼らにとって有用なことは、きっとひとつも言えてなかったのに、何を講釈垂れてるんだか・・・とあの頃の自分を叱りたいですね。
「その知性を微塵も疑わないからこそ」のくだり、グッときました。この言葉、そっくりそのまま、今すぐ伝えてあげたいです。(本当は10年前に戻って伝えてあげたい)

今、就活に悩んでいる私

会社がこちらを選んでいるように見えるのだけれど、実はこちらも会社を選んでいることを忘れてはいけない。雇う側の立場が強いように思うかもしれないが、本来の関係性は対等でフェアなはずだ。

そうなんですよね。この考え、年を取るにつれ、真実だと思うようになりました。仕事って要は会社と自分との契約ですから。お互いの条件を出し合って交渉して成立するもんなんじゃないかと。でも、森岡さんのようにヘッドハンティングされる人材だからこそ公言していいセリフですよね。わたしみたいなのが交渉しようとしたら、一発で不採用笑。

自分の強みの裏側にある弱みを自分で克服する努力などは無駄の極みである。

「要領の悪い人は定数を変えようとする。定数は決して変わらない、変えられるのは変数の部分」と林先生とのインタビュー内で話題が出ていました。無駄な努力、いっぱいしていた記憶があります。

私はプレゼンテーションでも面接でも緊張はしない。著名な人物と会うときも、何千人の前でしゃべるときも、緊張することは皆無だ。なぜか?(中略)それは自分自身のブランドである「My Brand」を予め設計しておくことだ。(中略)私という人物が、腹の底から信じているのと同じことを、ただ精一杯に同じように伝えるだけで良いのだ。

これもこの年になると少し心得ができた気がします。でも「緊張する初々しい人材」が欲しい企業の面接で、わたしみたいな人がブランド力出したら、やっぱり一発不採用かもです。そういうときは、「断られたんじゃなくて、こっちから願い下げだったんだ!」とでも思うようにしましょうか。

働くことの大変さ

家でプライベートの時間を過ごしているときも、上司から時折電話がかかってくる可能性を常にどこかで気にしていて、不安で暗い気持ちになった。

森岡さんは一時電話恐怖症になられたとのこと。
わたしも電話は苦手で、今でも「電話応対」が仕事内容にあると、絶対に応募しません。取り次ぐだけでも受け付けられない体質です。

プライベートのときでも仕事のことを気にして不安で暗い気持ちになるのは、わたしの場合、毎度のことです。特にそれが顕著だったのはIT企業に勤めていたとき。旅行に行っても息抜きにならなかったし、休暇後のメールボックスの未読数を考えると、一週間連休取ろうなんて、絶対に思えなかったもんなあ。
手痛い失敗の思い出はだいぶ薄れてきたけれども、直後の30年(!)くらいは夢に出てきて「はっ」と跳び起きてました。

あまりのことに、まともに反論して言い返すことすらできなかった。そんな一歩も動けないゴールキーパーのようだった自分自身に対しても、落胆と、悲しさと、怒りと、疑問が、ぐちゃぐちゃになった何とも表現しがたい感情に囚われた。

「一歩も動けないゴールキーパーのよう」。すごく、わかる。

お金を稼ぐこと

資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を課す社会のことである。

はい、無知で愚かです。
罰金だらけだわ~、自分。

資本主義においては、大きく分けると2種類の人間しかいないことを知っておかねばならない。自分の24時間を使って稼ぐ人と、他人の24時間を使って稼ぐ人。前者を「サラリーマン」と呼び、後者を「資本家」と呼ぶ。

なるほど。
自分がそうじゃないのはもちろんのこと、身内にも周囲にも「資本家」はいない境遇。まだまだ世界は果てしなく広いなあ。

資産を持たないサラリーマンが資本家に成り上がる方法は実はいくらでもある。

そうなんですか?
ちょっとやる気出しちゃおうかな。

人生哲学

人間が本当に平等にできているならば、そもそも基本的人権など要らないだろう。真実は、人間は生まれながらにしてあまりにも不平等なのだ。

うん、うん。

現実には人の命の価値は同じではなく、厳然とした差がある。(中略)その人が死んで周囲が困る度合いは、人によって雲泥の差がある。社会的に死ぬことを期待されている死刑囚の命さえもある。

程度は違うけれども、「その人が休んで周囲が困る度合いは雲泥の差がある」は仕事してるときに随分思いました。悪しき属人化がありましたから。

正解がたくさんあるというよりも、むしろほとんどが正解だと思った方が良い。選んではいけない数少ない不正解があるだけで、それ以外はすべてが正解なのだ。

いいですね、この教え。勇気が出ます。

何も失敗しなかったことは、何も挑戦しなかったに等しい。


今、この言葉がいちばん刺さってます!

これらの言葉に後押しされて

どれもこれも、力が湧き出てくる言葉でした。

すでに定年退職をし、再就職を目指そうとしても「戦力外通告」を受けることが多く、森岡さんの言葉を借りると「サラリーマン」としての需要はもうわたしにはないのかもしれない、と思う。

ならば、「資本家」側を目指す笑?

サラリーマンにもなれないわたしが、資本家になれる可能性はないとは思うけど・・・。

今、2つの野望がメラメラと沸き上がっています。

  • 自分をブランディングすること
  • 後世に知財を遺すこと

億万長者になりたいわけじゃなくて、ひとかどの人になりたいわけでもなくて、森岡さんのように日本の未来を変えるなんて大層なことができるはずもないステータスのわたし。

そんなわたしにとっての「後世」は、狭義で自分の子供たちのことになります。孫ができたら、孫も入ってくるでしょう。「知財を遺す」は、完全にアニメ『チ。』の影響受けてますね笑。

お金を遺してあげられたら一番汎用性があっていいのだろうけれども、どうやらそれもなかなか難しいから。なにか、自分の子供たちにとって有用なことが遺せるように、これからの人生を費やしたいと思えた読書タイムでした。

引用させていただいた言葉。
掲載したかったリストはこの3倍くらいあったんです。

ぜひ、本書を手に取って、森岡さんの魔法にかかっていただきたいです!

(森岡さん、お言葉借りました、ありがとうございます!!)

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