前代未聞!!史上最大のピンチ!?夫が終業予定より1時間も前倒しで帰ってきた
夫は毎日定時帰宅、それより多少前後するときは一報を入れてくれるのが常。ところが先日抜き打ちで1時間早く玄関の扉が開き•••!そのときのわたしの慌てぶりと顛末とは。
ともに60歳を過ぎ、夫は定年退職して第二の職場に進み、わたしは公の再就職はしないまま隠居生活をスタートさせました。
わたしの母は70歳近くまで働きましたし、今65歳の姉もフルタイムで絶賛現役勤務中。
続けようと思えば続けられた職場を、思うところあって定年退職してしまったわたしですが、そんな環境もあって、現在無職のままでいることがとてもとても罪深く、心苦しい思いでいるわけなんです。
それほど貯蓄できたわけでもない分際で、無職を気取っている場合か!と自らにツッコミを入れている日々で。
※「シニアの就職活動、頑張ってるよーーー!」報告は、ここでもチラホラと。
まあ、そんな前置きがここでは相応しいのかな笑。
では、本題に。
夫は第二の職場に移って以来、残業はない模様。
つまり、定時に通勤時間をプラスした時刻が、きっかりとそのまま帰宅時間になっています。
夕食の支度などで調理音に包まれていると、玄関の開いた音に気づかないときってありませんか?
急に目の前に立たれた経験幾度とあり、わたしはそのたび心の臓が飛び出すくらい驚きます。
びっっっっっっっくりした〜
もう、半泣きです。
「なんで、黙って入ってくるのよ!」という非難の色が滲み出てしまっていたでしょうか。
帰ってくるべき人が帰ってくるべき時間に帰ってきたにも関わらず笑。
そんなこともあってか、夫は予定時刻より帰宅が早まってしまう場合は、きっちり一報を入れてくれるようになりました。
出先から直帰するので、もうそろ帰ります
あなたの家なんだから、早かろうが遅かろうが、好きな時間に帰ってくればいいじゃん?
本気でそう思ってます。
本気でそう思ってますし、むしろ、
なんの前触れもなく帰っきても、わたしにやましいことは一切ないから
それを証明したくすらある、挑戦好きで自惚れた自分がいました笑。
と、先日の夕方。
いつものように、来るべき夜の繁忙時間に備えて、英気を養うべくリラックスしていると、突然「カチャっ」と鍵を開ける音が•••。
時計を見ると、帰宅の定時1時間前です。
え?
帰ってきた!?
帰って•••きたんだろうね、これ。
こんなこと、初めてです。
・・・あ、
・・・うっ、あああ・・・
鍵の開く音がしてから本人が居間に入ってくるまでの短い時間、わたしは一歩も動けないまま、目まぐるしく自らの振る舞いを見返す作業に追われました。
わたしの今のこの姿は、見られても差し支えのない姿であったろうか??
いつもに比べて、さほどひどい有様ではないと判断した瞬間、同時にこうも思いました。
これは、
これは•••
普段、わたしがいかに「後ろめたくない定年生活を送っているか」を証明する、千載一遇のチャンスなのでは!!
そうです、そうに違いありません。
待ちかねていたチャンスが到来したのです!
さあ、わたしが声高らかに宣言していた、「隠居生活の掟」とはどのようなものだっただろうか?
夫に自慢げに伝えていた、その公約内容をひとつずつ思い返してみる。
- 家の片付けは朝のうちに済ませている
- テレビをかけるのは食事の時間帯だけ
- みなさんが一般的に働いている時間帯は、絶対にサブスクは観ない
- リビングのソファで寛ぐのは夜だけ
- 毎日一万歩の歩いてポイ活をしている
- わたしも9時5時はフリーランスとして働き、微々たる報酬を得ている
- いつ急用ができたとしてもすぐに出かけられるよう身支度を整えている
- 光熱費の節約頑張ってる
もちろん、全部思い返すより早く、とっくに夫は居間に入ってきてわたしの姿を捉えていました!
ただいま。
早く帰ってきちゃった。
わたしは、一歩も動けないまま、
そうだね
と言い返しました。
果たしてそのときわたしは、真っ暗な居間で、暖房もつけず、手元だけをほのかに照らした状態でパソコンに向かっていました。
パソコンから流れるAmazonプライムミュージックのプレイリストを聴きながら。
映し出されていた画面は、こんな感じ。

Webサイトを作るための開発画面、いかにも仕事してる風です!
夫が寝室に消えていき、着替えをしている間、わたしは冷静を装ったまま、改めて現状を把握しようと努めました。
再度公約リストを思い浮かべて、照らし合わせを。
- 家の片付けは朝のうちに済ませている朝から昼までの洗ってない茶碗が台所にこんもり積まれっぱなし、洗濯物はソファーの上にぶちまけたまま、のときもザラだけれども、本日は奇跡的に全てピカピカに片付いていた
- テレビをかけるのは食事の時間帯だけテレビ消えてた
- みなさんが一般的に働いている時間帯は、絶対にサブスクは観ないテレビも消えてるし、パソコンでも観てなかった
- リビングのソファで寛ぐのは夜だけパソコン机に向かって作業中だった
- 毎日一万歩の歩いてポイ活をしているもう夜だから在宅してて当然だし、一歩も外出てないけど万歩計覗き込むほど疑い深い夫ではない
- わたしも9時5時はフリーランスとして働き、微々たる報酬を得ているまさしく、その最中だった。あるいは、そう見える画面が映し出されていた笑
- いつ急用ができたとしてもすぐに出かけられるよう身支度を整えているパジャマのまま、顔も洗ってないこともザラだけど、珍しく朝風呂してブローもメイクも整えた日だった
- 光熱費の節約頑張ってるこの極寒の地で、暖房も照明も消した部屋に居た
ひょっとして、全クリだった、でしょうか!?
ドタバタと慌ててテレビを消す作業も、慌てて眉毛を描く作業も、慌てて洗濯物を隠す作業も、慌ててパソコンの見られたくない画面を閉じる作業もすることなく、わたしは余裕で夫を迎えることに成功したのです。
とっ散らかった室内も、寝起きでとぼけた自分の顔も、夫が朝出発したときのまま延々と1日を過ごし、それでも「朝のうちにこの状態に仕上げました」風を装うため、帰宅のラスト1時間で駆け込みやっつけしてる日々。
どうやら本日は「逆に、最も見られてはならない1時間」が、胸を張って見ていただけるグッドタイミングに置換されたようでした。
着替えて居間に戻ってきた夫。
ごはんは、いつも通りの時間でいいからね〜
はいはい〜
わたしはそう答え、それでもすぐさまパソコンを切って台所に向かったのでした。
