新郎の母狂騒曲Episode2:昔でいうところの発起人に立候補したことの賛否両論
息子の結婚式が少しずつ近づいてきました。先方の親御さんとは「若い二人に任せましょう」ということで静観する合意を得たものの、わたしの性格上勝手にいろいろ抱え込み、完全に詰んでいる状況です。
母の衣装問題、導入部分は決着をみる
結婚式の第2の主役、新郎新婦の親。
このたびはその大役を担うこととなりましたので、わたしの母からも、夫の母からも、「新郎の母なんだから!」と、陰日向に第一礼装=黒留袖を身に纏うお膳立てが進められていました。
その模様はこちらに↓
ずいぶんと神経をすり減らしましたが、新婦のお母さまが黒留袖を着ることになったとの一報が入り、わたしもようやく黒留袖を着る覚悟ができました。お母さま、本当にありがとうごさいます。そしてここに至るまで煮え切らない態度をとり続けてしまって、申し訳ありません。
居住地でレンタルの試着を済ませたところまでは完了したお母さま。今後は式当日にこちらに移動され、同じタイミングで「試着済みの御着物」が宿泊先のホテルに郵送され、お母さまはそれを受け取って少し離れた提携先のショップに移動して着付け&ヘアセットしてもらう・・・というハードスケジュールをこなさなければならないとのこと。
土地勘のない場所で、それを強いるのはあんまりな仕打ちですよね。
わたし、また胃がキリキリしはじめる。
この問題、どう転んでも、わたし的には不甲斐なさを感じてしまいそうな予感がしています。
事務作業に立候補の経緯
とにかく、今回の主役たちも参列者たちも、みなさんおいそがしい方々ばかり。そして遠方からくる方々ばかり。
いずれでもないわたしが、「なにかしなければ」と焦りを感じるのも当然なわけで。
口出しは絶対にしてはならないけど、お手伝いはしてあげたい
特に、「新郎新婦がやりたいことで、アイディアは決まってるけど、実作業には手が回らない」ようなこと。
そして、「ホテルに頼めば一発だけど、いちいち値段がバカ高い」ようなアイテム。
さらには、「誰かにお願いしたいけど、新郎新婦本人からは言い出しにくい」ような演出。
そう、わたしは発起人になろうと思い、「事務処理的なことは手伝ってあげるから、なんでも言ってね」とふたりに伝えてありました。
そしたら先日、
招待状って作ってくれるんだっけ?
と尋ねられました。
あっ・・・
言ったわ、わたし。確かにそれ、言った、うん。
うん、いいよ、作るよ♥
ありがと!
おそらくこれを読んでいる方々は、「あー、このおばちゃん、やらかしちゃってるな~」と思われてるはず。
自分でもそう思っています。
いまどきブライダル業界はしのぎを削ってオシャレなグッズを取り揃えています。
いろいろ渡り歩いたであろう目の肥えた20代のカップルに、60歳のおばちゃんのセンスでしゃしゃり出ていいわけなかろう、と。
しかしながら、発注された以上は納品までこぎつけなければなりません。
そもそも、
結婚式にお金をかけるより、旅行や新居にお金をかけたい
という願いが、このたびの家族婚という選択に至ったきっかけでした。
ホテルの挙式にかかる費用はいちいち単価が高くて、招待状やしおりの「何千円」が安く思えてくるという麻痺に苛まれていた彼らのために、少しでも出費を抑えてあげることができたなら・・・という思いも手伝って、発起人のお仕事に手を染めていくことになるのでした。
結婚式の招待状作りとは
すでに招待客全員には日程を知らせ、というか、全員の日程がOKの日を選んで伝えてあるので、今更招待状が必要なのかどうかも謎なのだけれども、調べてみると「全員OKなら要らない」とかそういう問題ではなさそうでした。
家族婚であろうと、招待状はお出しするのがマナーである、と。
挙式・披露宴の詳細や式次第は、まだまだホテルとの詰めが残っています。
招待状のデザインだって、彼らの好みのテイストがきっとありましょう。
文面を本人たちとホテルで話し合ってもらう間、デザインの候補だけは並べておかねば!
わたしのデザイン業で長年お世話になった「Adobe Stock」の中に、それはそれは素敵なデザインがたくさんありました。
とにかく、いまどきの若い人たちが好みそうなデザインをどんどんブックマーク!
似て非なるものが次々と出てくるわけですが、わたしの目には同じに見えても、新郎新婦(特に新婦)の目から見るとまるで違うデザインなのかもしれません。
分母が何百とか何千とかある中から選ぶわけですから、絞りに絞ってもどんどん増えていくブックマーク•••。終わってみたら65件にもなっちゃった!
この中から好きなデザインを彼らに選んでもらうけれども、65件ってご無体ですよね笑。類似ものは削って、せめて10件くらいに絞らなければ。
現在奮闘中の途中経過発表
結果、頑張ったけれども、23件にしか絞れませんでした笑。
ふたりにはそこから優先順位の高い3件を選んでもらい、それぞれのデザインで作った場合のサンプルを見てもらって出来栄えをイメージしてもらい、最終的にひとつのデザインに絞ってもらいました。
さすがにそろそろ招待状出さないとまずいよね?の期限が迫る中、ようやく書面に載せる挨拶文と詳細が確定しました。
実はその後、しおりと席札も頼まれてしまうことになるのですが、まずは完成した招待状を先出し。
こんな風に出来上がりました!

まあ、意外とよろしいんじゃなくて?
(わたしが考えたわけではない)もともとのデザインが秀逸だったので、それなりのものができたようです!
これを発送したあとでね〜、いろんなハプニングが起こるわけなのですが・・・
それは次のポストで吐き出すことといたします。
招待状作成のテクニックについても、そのうち、別ポストにまとめておきますね!
ご興味があればぜひ!
(準備中)
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