新郎の母狂騒曲Episode4:婿入り道具に写真のアルバムを持たせてあげる遠い道のり
息子の結婚式が少しずつ近づいてきました。その日を迎えるまでに、わたしが母としてやらねばいけない積年のミッション、「アルバムの整理」。ほぼ真っ新な状態からのお勤めは間に合うのか否か?
もくじ
いろいろあって、手付かずのまま
わたしが定年退職したことで、真っ先に手掛けなければいけないミッションの中に「こどもたちの写真の整理」がありました。
真っ先なはずなのに、別の興味ごとに走ってしまい、かれこれ1年弱。
昨年、次男が結婚すると決まったとき、ようやくわたしは重い腰をあげました。
彼のアルバムは、年齢にすると3〜4歳くらいでしょうか。そこでストップしていました。しかも、めちゃくちゃ歯抜け状態。
残りは、というと•••昔懐かしい「写真」と「ネガ」が同封されている長い封筒に入ったまま引き出しの中で時系列を失っている状態でした。
気の遠くなる作業、開始
第二子以降のアルバムの整理が頓挫する理由のひとつに、「高い確率で第一子も一緒に写ってる」ことが挙げられるかと。
そう、この写真をどちらのアルバムに収納するか?でいちいち悩ましくなるからです。
でもそんな泣き言はもはや言ってられません。
わたしが重い腰をあげたとき、次男がお嫁さんになる女性を連れて挨拶に来る日まで、もう1週間しかありませんでした。
ふたりが結婚報告をするそのタイミングで、わたしは親としての最低限の勤め•••この家を巣立つ彼に、写真アルバムを手渡すという餞のセレモニーをしなければならないのです。
まずは時系列・人物ごとに分別
過去20ン年分のアナログ写真は複数箇所の引き出しに点在していました。
それらを全て取り出し、1枚1枚「何歳のときの写真か?」「誰のアルバム分とするか?」でグループ分けしていきます。
もともと、わたしたち家族は「あまり写真を撮りたがらない」「撮られたがらない」タイプだったので、我が家のカメラで撮ったものはそれほどの量ではありませんでした。ただ、わたしたち以外の家族や当時所属していた少年団などで撮影されたものはかなり多く、最終的には当然のごとながらとんでもない枚数になりました。
とにかく、今優先すべきは「次男のアルバム作り」。
長男用としたものは、どんどん箱の中に取り分けていき、次男用のものは、当時の年齢ごとに振り分けていきます。
1〜2歳の誤差の範囲で、さらに時系列に
あまりにも枚数が多くて、わたしの脳内記憶の次男の認識年齢が、どんどんずれていきます。
「1歳のときと判断した写真が、明らかに2歳と位置付けた写真より成長している!」タイムパラドックスがあっちでもこっちでも•••。
ま、いっか
(↑ずぼら)
アルバムめくってみたら、若干年齢が逆転してても、愛嬌よね?
と、少し自分を楽にしてあげたのち、0歳から18歳以上のカテゴリに分けた20ほどの束を、さらに1束ごとの中で時系列に並べていきます。
こうしてなんとか次男分の全写真を、生まれたときから直近の姿まで、時系列に並べることに成功しました。
並行して、類似品や不良品を除外
デジタルカメラ登場前の現像写真って、もったいなくて泣きたいくらいピントぼけぼけのものがありますよね。限りあるアルバムの紙面を有効に使うため、それらは除外していく作業も進めていきます。
理由はわからないけど、全く同じ写真がなぜか2枚ずつある!なんてことも。
そうして、アルバムに入れる1軍の写真を厳選していきます。
アルバムにin!
我が家がこども用に準備していたアルバムは、こういうのです。

5冊で1ケース。
1ページに3枚ずつ入るタイプ。
次男の写真を、赤ちゃん時代から幼児時代、幼稚園、小学校と綴じていきます。慎重に時代を遡ったので、並べた順番に入れていくだけ。
こんな簡単な作業なのに、なぜもっと早くしてあげなかったんだろうね。
5冊に収まりきらなかったら、どうしよう?と、そこだけが心配でしたが、長男の10冊2ケースに対して、次男の分はちょうど5冊1ケースに収まり切りました。
数ヶ月レベルの作業になるだろうと腹を括っていましたが、結果、1週間もかからずに次男のアルバムは完成をみました。
無事、「お嫁さんとの対面」に、「結婚式のしおり作成用」に、間に合った!
そのときはまだ彼女さんの段階でしたが。
ふたりが我が家に挨拶にきてくれたタイミングで、婚約プレゼントと称して、写真のアルバムを渡すことに成功。
あー、よかった!
これ欲しかったんだよね!
◯ちゃん(彼女さん)に「見せて見せて」って言われてたんだー!
どうも、彼女さんの家では、ご両親が完璧なアルバムを保管していたらしい。
若干付け焼き刃ではあるけれども、それでもふたりの晴れの日を祝う下準備ができたことに、まずは胸を撫で下ろしたわたしでありました。
そして今は、彼らの結婚式が近づいています。
しおりの中に写真付きのプロフィールを入れたい、ということなので、次男も容易に自分の写真が探し出せる環境が整ったわけです。
これで終わりじゃない、むしろはじまりに過ぎない?
終わりのはじまり、な理由
ところで、次男の写真が長男の半分で終わってしまっていいのか?問題。
実はこれには重大な理由があります。
それは、
次男が小学校高学年になった頃から、時代はデジタルに移行した!
ことが挙げられます。
写真の保存も、現像したり焼きまししたりするのではなく、デジタルで送信して、パソコンや携帯電話のフォルダに格納する時代が到来したのです。
動画もそうです。
長男のこども時代の見せ場はほぼカセットテープに入っていますが、次男のものは携帯がメインです。
ここでいうところの「携帯」。
スマホじゃないですよ、ガラケーです!
次男が自分のこども時代を振り返った時、いちばんお気に入りの瞬間=小学校6年生の運動会で、リレーのアンカーをつとめたときの勇姿。これがわたしのガラケーに入ったまま、という事実。
これは恐ろしいですよ。
ここから一体、どうやってmp4などに変換して本人に渡してあげられるのでしょう?
長い目でみたときの解決法を探る
このたびアナログ写真を整理していて気付いたこと。
- ひとりで写っている写真だけじゃない
- 複数で写っている写真は、その全員が保管できる環境にしてあげたい
- ネガがなければ今更焼きましができない
- 自分が写っていなくても、懐かしみたい写真がある
なのですよ。
さらに付け加えるなら、いつでも自分が好きな時に閲覧できて、欲しければ自分でダウンロードして保管できるようにしておきたい。
そう!
アナログ写真も含め、全ての写真をデジタル化しオンライン環境で共有する!ことが新たなミッションなのです。
たどり着いた、現状でのファイナルアンサー
家族アルバムをオンラインで共有する!
とネットで検索すると、実にさまざまなアプリがヒットします。
しかしながら詳細を読んでいると、おそらくは今が子育ての真っ最中という世代向けのシステムなような気がします。
うちのようにとっくにこどもたちは大人になってしまった、半分アナログ時代をひきずっているファミリーには無理がありそうです。
しかも、「月額いくら」とかですもん。
暫定的な処置なら、期間限定で払ってもよいけど、この先、少なくとも自分たちが生きている間はこの環境を保ちたいわけですよ。
そんな思惑で調べを進めた結果、
Amazon Photos一択!
という結論に達しました。
こちら、Amazon Prime会員ならば、写真無制限でアップロードできるとのこと。
しかも、画像も圧縮されずに保管できるとのことで、評判らしいのです。
わたしがやりたいことは、
- 写真に名前のタグをつけられる
- 家族に共有できる
が最低ミッション。
なにしろ30年分の写真ですから、自在に検索して見つけられなければ意味がありません。
試しに2枚ほどアップロードしてみたところ、「写真に名前のタグをつける」ことには成功しました。
デフォルトではアップロードの日時がそのまま撮影時間となってしまうので、わたしがこれから作業を進めていくと、30年前に撮った写真も今日が撮影日として登録されてしまう模様。ただ、この撮影日も編集が可能です。
なので、アップロードしては「タグ付」と「撮影日の編集」がセットで必要となるんでしょうね、これ。
い、いつ終わるかな〜•••
本当に、長い目で見た解決法だわ。
もう少し使い方をマスターしたら、奮闘記を公開しますね!
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