こんなに面白くて大丈夫なのか？2024年前期の朝ドラ『虎に翼』が話題沸騰な件

2024.05.16

生活と文化

ドラマ

2024年前期のNHK朝ドラ『虎に翼』が面白すぎる！スタートダッシュからノンストップで視聴者を釘付けにする展開。こんなに飛ばして大丈夫なのかと思うほど、爆走街道まっしぐらなのです。

1 まずは、ざっくりとストーリー
2 キャストが素晴らしい
3 秀逸すぎる脚本とナレーション
4 毎朝、聞き入ってしまう主題歌
5 今後の展開は･･･？

まずは、ざっくりとストーリー

時は戦前。

日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。
引用元：NHK公式サイト

あたたかい家族と、同じ夢を持つ多様な仲間たちに恵まれ、後に裁判官へと昇り詰める猪爪寅子の人生を見届けるドラマ。

今回「おや？」と思ったのが、朝ドラではお決まりの「子供時代」の描写がなかったこと。
主人公の生い立ちや背景を設定するため、もれなく最初の1週間～2週間は子役ちゃんの出番となるのだけど、その部分が今クールはばっさりカット。ここ、とっても新鮮でしたね。

詳しいストーリーはこちらで↓

虎に翼 - NHK

「虎に翼」予告・あらすじ - 虎に翼

https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/blog/bl/pkdpRwGP2k/

予告動画やあらすじ、２分ダイジェストをご覧いただけます！

キャストが素晴らしい

主役・猪爪寅子（いのつめともこ）：伊藤沙莉ちゃん

勝気で、いつも一言二言多い。頭の回転は速いけど、色恋沙汰には疎い･･･愛すべき猪爪寅子を演じるのは、匠みな演技力と大きな振り幅を持った、好感度抜群の伊藤沙莉ちゃんです！もう、大好き！

初めて見たのは同じく朝ドラ、2017年『ひよっこ』。めちゃめちゃ味のある役を演じてましたね。衝撃的でした。経歴を見ると子役でいらしたのですね～。芸歴が長いです。

今回のこの大役、オーディションはなく、沙莉ちゃんにダイレクトオファーだったとのこと。ん～、天晴です！

猪爪ファミリー

お父さん：岡部たかし
お母さん：石田ゆり子
兄：上川周作
兄嫁＆幼馴染：森田望智
書生（家族枠）：仲野太賀

岡部たかしさんは最近のヒットドラマにきっちりお目見え、存在感爆上がり中ですよね。妻が石田ゆり子さん。この夫婦の力関係がめちゃめちゃわかりやすく表現されています。

猪爪家に居候する書生・佐田優三役に仲野太賀くん！彼の演技力は凄まじいらしいです（by菅田将暉くん）。再来年の大河ドラマの主役ですから！

法曹界

法学者／寅子の恩師・穂高重親役：小林薫
裁判官・桂場等一郎役／松山ケンイチ
弁護士事務所の所長・雲野六郎役：塚地武雅

寅子を法曹界に導いた恩師・穂高重親を演じるのは小林薫さん。

ちょっと口は悪いけど、節目節目で要所を締める裁判官役の松山ケンイチさん。

寅子のお父さんの裁判で登場し、その後就職先となった弁護士事務所の所長に塚地さん。

寅子の学友

ここも多彩です。

まず女子部の同期に、

大庭梅子役：平岩紙
桜川涼子役：桜井ユキ
崔香淑役：ハ・ヨンス
山田よね役：土居志央梨

一期上の先輩に、

久保田聡子役：小林涼子
中山千春役：安藤輪子

中でも、今話題沸騰中なのが、山田よね役の土居志央梨さん！ドラマ大ヒット御礼の立役者でもあります。

さらに、

花岡悟役：岩田剛典
轟太一役：戸塚純貴

の男子部2人が、「キュン」と「笑い」を担っていてサイコーなんです。

寅子が法曹界を目指す前に偶然出会った、傍聴マニアの笹山役：田中要次さんも、いい味出してます。

秀逸すぎる脚本とナレーション

題材は実在する方だけれども、完全オリジナルストーリーの『虎に翼』を手掛けた脚本家は、吉田恵里香さん。

お調べしたところ、わたしがニアミスした作品は『君の花になる』(2022)１作しかありませんでした。今作のヒットで一躍時の人となられていることでしょう。まだまだお若い方なのですよね。

今作、セリフももちろん面白いのですが、おそらく「ト書き」も相当面白いことが書かれているはず。そして、極めつけは尾野真千子さんのナレーション！！

主に、寅子の心の声を解説してくれているのだけど、尾野さんのしゃべりと、沙莉ちゃんの表情が化学反応を起こして、何倍にも効果が膨れ上がるんですよ。

毎朝、聞き入ってしまう主題歌

だって、米津玄師さんですもの。

タイトルは『さよーならまたいつか！』。

どんなに話の続きが待ち遠しくても、決して主題歌を早送りにはしません。日々、ストーリーも反芻するけれど、『さよーならまたいつか！』は正直、１日中頭の中でループしています。

どうして米津さんは、これほどキャッチ―なメロディを渾渾（こんこん）と生み出せるのでしょうねえ･･･。『Lemon』『馬と鹿』『パプリカ』。全部、脳内ループするやつです。

『さよーならまたいつか！』フルバージョンを聞きたい、って人は、もちろんCD購入がいちばんですけれども、お試しレベルでご希望の場合は、YoutubeのMVを見るか、Amazon Primeの会員さんならば厳選プレイリスト「Hot in Japan」または「Hot J-POP」で聴くことができますので、ぜひ！

【Youtube】