「お願いだから、ちゃんとわかってる人を呼んでください！」と内心叫んでいた午後

管理組合の定める室内設備のメンテナンス工事がありました。今やこんな世の中ですから、業者が居直り強盗に豹変した場合のシミュレーションをするなど、めちゃめちゃ厳戒態勢を敷いてお迎えしてしまいました。

本日の予定。
午後1時から、火災報知器の交換作業。
マンションの管理組合が取り決めた、義務的なお約束ごとのようです。

もとはといえば、5日前に割り振られていたはずなのだけれども、予定の時間をオーバーしてもお見えにならなく、しばらくして、

「前の部屋の工事が長引いていて、まだ来られそうにない」と。

今や隠居の身なので、後日にリスケされても、全く問題なし。

ということで、空いている今日の午後に再訪していただくことになりました。

予定は１時間ほど、とのことで、13〜14時？

きっかり1時にお見えになって、工事開始。
代表の方がまずはおひとりで、それからひとりふたり増え、最終的には4人の人夫さんがいらっしゃったでしょうか。

我が家の火災報知器は、居間／キッチン／寝室／ウォークインクローゼット／和室／押し入れ／廊下の物入れ／洗面所•••の8か所にあります。

そしてわたしは、とても用心深い性質。
盗まれたら困るようなものは目の届くところに集約させ、しっかり監視しておきます。
また、いつもはキッチンの上に置かれている包丁置きも、包丁もろとも引き出しにしまい、人夫さんが突如凶暴になっても身を守れるよう先回りしておきます。500円玉貯金をしているガラスの瓶も、棚の上に置きっぱなしから収納ボックスに隠し笑。
携帯を肌身離さず持ち、作業中だったパソコンもロックをかけてスクリーンオフです。

1時間経ちました。

もう2時ですもの。
さすがにお腹が空いてきました。

3時になりました。

空腹も我慢できないけど、これ以上のお手洗いの我慢は体に悪いってな状況にまで追い込まれました。

トイレ周辺に、工事の人がいないことを確認し、すすーっと個室に入る。

一難去って、居間に戻り、ふと思う。
500円玉貯金の瓶をしまった収納ボックスが、わたしのいる位置から死角になってしまったというのに、工事の人がその場所に篭りっきりで出てこなくなりました。

工事の様子を見にきたフリして、作業中のお兄さんの周囲を彷徨く私。

そうなの？

しかしながら、その言葉からさらに１時間経っても、まだ作業をしています。

もともと来る予定だった５日前も、「このマンションの配線が複雑で、作業が困難」てな理由をおっしゃってましたっけ。
配線関係ということで、作業が静かなんですよ。
静かで、異様に長いの。
嫌ですよね笑。

ここまで時間が長引くと、めちゃくちゃ不信感が募ってきます。
マンションの管理組合御用達の業者なのでしょうけれども、今やこんな時代でしょ。工事するフリして悪いこと考えてる人が乗り込んでくる世の中なんですよ！

作業をせずに手持ち無沙汰になっている人が、時間潰しにわたしがかけた韓国ドラマのサブスクを一緒になって見ているのも非常に気になる笑！

結局、作業には3時間半かかりました。
終わったら4時半。もう、真っ暗。

帰り際、工事のお兄さんたちは、作業日をズラすことに同意してくれたことと、作業自体もめっちゃ時間がかかってしまったことを、平謝りしてくれました。

もちろん、わたしは、

とオトナの対応をし、丁重に見送りましたとも。

そして玄関のドアに鍵をかけるやいなや、押し入れや脱衣所に誰かが潜り込んでいないかどうか、ダッシュで調べました。

入ったときは4人で、出て行ったのは3人だったかもしれませんから笑。

どうやら、隠れている不届きものはいないようでした。

連休明けの部屋は汚れがちなので、午前中はお掃除に明け暮れ。
午後は4人の見知らぬ人と同居状態だったので、心落ち着かず何もできないまま1日が過ぎてしまった感じ。

余計な神経をすり減らして、なんか疲れちゃいました。

もとい。
改めて、

それなのに、あらぬ疑いをかけ、内心暴言吐きまくったおばちゃんを、お許しください•••。