義父からの手土産が日に日にバージョンアップして、「なんかすいません」な状態

夫のお父さんの通院に、毎度付き添いをしています。帰り際に、お昼ご飯を持たせてくれるのが常態化しつつあるのですが、そのクオリティが回を追うごとにアップしてきて驚きが隠せません。

今年の春先に、所謂「不治の病」宣言をされた夫の父親。
高齢であることや、同病の家族の闘病を見て、「治療はしない」選択をしました。

夫には4歳年上のお姉さんがいて、通院にはいつも夫とお義姉さんの2人が付き添っています。お義父さんは免許を更新しませんでしたし、お義姉さんはもともとペーパードライバーだったので、夫は足代わりを買って出たことはもちろん、一緒にお医者さんの診断を聞くことが常となりました。

これまでは同居しているお義姉さんがそこらあたりの手続きや面倒を一手に見てきましたから、夫にとっては親孝行に参加する機会ができたと思っています。

通院は不定期ですが、今は1〜3週に一度の頻度。
夫はこの日、朝早く車で出かけ、お父さんとお姉さんを車で送迎。そして2人を送り届けた後、自宅に帰ってきてリモートワークをする•••というルーティンになっています。

病院が終わると、大抵はちょうどお昼に差し掛かる時間になります。

最初は実家に2人を送ったタイミングで、お義母さんが食事を振る舞ってくれていましたので、夫はそこで昼食を食べ、わたしはひとり自宅で食べる方式だったのですが、そのうち「わたしの分も含めた昼食」を持たせてくれるようになりました。

はじめは、お義母さんが握ってくれたおにぎりでした。

わたしが作るものの2倍ぐらいある大きなおにぎり。
食べ切れなくて、夜のご飯にも回したくらい。

息子への愛が感じられる、美味しい、具沢山なおにぎりでした。

その次は、うってかわって「ケンタッキー」がもたらされました!

自分ではなかなか買わなくなってしまったので、うれしいことこの上ありませんでした。

聞けば、買ってくれたのはお義姉さんだったとのこと。

うちの姉も言いますが、わたしが近くに住んでいて、一緒に母の面倒を見ることができるのは、とても心強くてありがたいのだそう。

夫のお姉さんも、同じように思っているのかもしれませんね。

そして今日。

ついに、和食界の最高峰に君臨する、あのメニューがやってきました!

じゃん!

生鮨8貫!
ほたて入り、いくら入り。

デザートにずっっっしり重いおはぎ!
(↑こっちは近所に住む、お義母さんの妹さんがくれたらしい)

Wow!
Bravo!!!

平日の午前中に、

今からお寿司を持って帰ります

ってLINEがくるのも、なかなか珍しい体験でした。

なんか、わたしにまで、すいません•••

ごはんを作る手間から解放されるありがたさのみならず、お土産寿司が食べられる最上級のうれしみ。
わたしの姑息な煩悩を振り払ってくれる喜びは言わずもがな。

なによりうれしいのは、義父の病状が好転しているという知らせでした。

根治の方向ではなく、苦痛を和らげる薬を処方してもらって経過を看る•••という治療方法を選択しているのですが、それでも今回は患部の病巣が改善されていたとのこと。
本人的にも、自覚症状が軽減したらしいので、それがなによりうれしい出来事でした。

お義父さんお義姉さんからのクオリティ爆上げな手土産。
この朗報があってこそ、「美味しい」と心から感謝できるというものですよね。

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