ガーデニング日記~ベランダ鉢植えの花を越冬させようプロジェクト2025[花芽か否か編]
昨年は一部成功を見た、鉢植えあじさいを越冬させようプロジェクト。長く厳しい冬が開け、遅々として成長を遂げる鉢植えたちのじれったいことといったら!虫眼鏡必至の最新情報です。
もくじ
段ボール生活からシャバの世界へ
前回、[春の息吹編]をお届けしたのが3月末。
その後、ベランダで段ボール生活を余儀なくされていた彼らを冬眠から解放したのは4月9日でした。
外気が氷点下にはならなくなり、道端の花々も元気に芽吹いていることが確認できたことに起因する決断です。
段ボールから解き放たれた彼らは、まだまだ肌寒い折ですから、3月末のときとさほど変化はありませんでした。
4月9日にシャバに出たときの集合写真です。

左から、2023年ものマジカルレボリューション、デイジー、スイセン、2024年ものハイドランジアマジカルレボリューション、2020年ものテマリテマリです。
冬期間ほったらかしだったので、鉢もベランダもドロドロのヘドロ状態。ばっちい極みのお目汚し、ご勘弁のほど。
2か月後の現在の姿
前回投稿時から約2ヶ月が経ちました。
本日、5月30日です。
毎日ですよ、毎日穴が開くほど見つめて愛でて、それでも全然成長してくれない、寒冷地鉢植えの侘しさよ。
葉は生い茂ってくれるの。
越冬失敗してもね。
なので、わたしにとって大事なのは、
花芽を出すこと!!
この最重要課題1点につきます。
豊潤な大地に根付く道端の土植えあじさいたちは、もう半月くらい前から花芽をまるまると膨らませ始めています。
う、うらやましい・・・。
じゃあ、うちのベランダ鉢植えあじさいたちはどうなりましたでしょう?
ここからは肉眼では捉えられない、虫眼鏡必至の世界です。
2020年モノ・・・テマリテマリ
最盛期はこのような麗しの君だったテマリテマリ。

この子、2020年モノ。
なんの知識もないまま、4年間冬のベランダに吹きっ晒しの状態で置かれていました。
翌年以降、健気に毎年葉はつけるのだけれども、一度も花が咲いたことありません。葉の間から新しい芽が出てはくるんだけど、顔を出すのは最後まで「葉」のみ。
5年目にして冬期間段ボールで保温するという恩恵に預かったテマリテマリ。
この越冬プロジェクトの成否を占ううえで、最もキーマンとなる存在です。
2か月前はこんなでした。

葉はまだ1枚も出てきていません。
芽はひとつ目視できますが、今年のものなのか、去年の名残なのかはまだ判別できませんでした。
そして本日の姿。

ま~、すくすくと成長したこと。
大振りの葉が青々と生い茂っています。
今日時点、裸眼ではまだ全く花芽の気配はありません。
スマホのカメラで、最大限ズームインした写真を、更に画像ソフトで拡大してみる。

んっ?
むむむっ?
いかに「ぬか喜び」とバカにされようと、写真中央部に花芽特有のツブツブもどきを検知!
え~っ!
だったら、どうしよう♥
お願い!そうであって!!
最も繊細な気配りが必要な、最古のあじさい鉢植えテマリテマリ。
よさげな兆候が実を結ぶよう、引き続き要経過観察です。
2023年モノ・・・マジカルレボリューション
我が家にきた当初は、こんなに凛とした出で立ちだったマジカルレボリューション。

初めての冬は、「室内越冬」という新たな試みを施しました。
その甲斐あってか、翌年=2024年は小粒ながらも開花してくれました。

2年目の冬は屋外で。
段ボール生活明けの3月時の姿はこんな。

土の中からプチプチと芽吹いているのがわかります。
そして2か月後の現在の姿。

小振りの葉が、実にマイペースで育っています。
こちらも、まだ肉眼では花芽は確認できません。
従って、ズーム&ズーム!

この真ん中の膨らみ。
若く柔らかい葉にしっかりとぴったりと包まれているのですが、はやる気持ちが抑えきれないので少~しめくってみると、これまた花芽特有のツブツブを検知!
かもしれない!!
もう~・・・なんでこんなにゆっくりなの~。
おかあさん、待ちきれないよ。
早く、早く、花芽だと主張なさい。
引き続き、要観察。
2024年モノ・・・ハイドランジアマジカルレボリューション
我が家でいちばん新しいあじさいの鉢植え。昨年の最盛期はこんなでした。

淡いグラデーションの集合体、クィーン感を醸しています。
この子にとっては、初めての越冬。
最初の冬から、段ボールに入れてもらえた、過保護な子なの。
段ボール明けの2ヵ月前はこんな感じでした。

可愛がられて育ったせいか、明らかにたくさん芽吹いているのがわかりました。
地面からも茎からも。
長い名前のハイドランジアマジカルレボリューションちゃん、現在の姿がこちら。

厳しい冬をものともしなかった感を2か月前から漂わせていたその雰囲気のままに、ぎっしりと茎と葉が生い茂ってくれました。
この子は3つの現存あじさい鉢の中で、唯一目視で花芽が確認できています。

ほ~ら。
こんな「ひき」でも見えちゃってる。
ん~、か・わ・い・い!
3月からすでにプックプクの芽をつけていたエネルギッシュさを依然見せつけて、複数の花芽をつけています。
楽しみが過ぎる~。
番外編
以前の投稿[秋の準備編]内でもお伝えしたとおり、昨年は父の遺した土地を売却するタイミングで、そこに咲いていた花や木の枝を持ち帰っていました。すでに時期が過ぎたもの、枯れて落ちてしまったものが中心なので、再生できるかどうかは今年が初めての挑戦となります。
スイセン
段ボールから出す時点で、最も春の息吹を感じさせてくれたスイセン。
2か月前の姿がこんなでした。

これはいったでしょー!
と思い、その後もすくすくと育ってくれたのですが・・・。
本日時点ではこんな感じ。

葉?茎?だけは育ちに育ったものの、花は咲きませんでした。くすん。
本来ならば、秋に球根を掘り起こして室内で乾燥させて・・・みたいな手順が必要なようなのですが、50年以上もほったらかしの荒れ地で毎年咲いていた花なのだから、
なにもしてあげなくても、咲き方知ってるんでしょ?
と思ったら、知ってなかった模様笑。
今年は「球根掘り起こして・・・」の手間をかけてやらなきゃですかね。
でも、茎だけでも育ったのはエモかったです。
デイジー

こんなに綺麗に咲く未来が想像できないくらい、しおれた花を1本無造作に拾っただけのデイジー。
荒れ地で輪廻を繰り返しただけあって、生命力逞しいのね、と思ったら、ひと冬あけて今年。

え?
全然!?
そ、そっか~。
寄せ植えの鉢植え:こぶし+なにか

赤矢印で示した、鉢の中で最も太い幹なのが、こぶし。
本体の巨木には白いきれいな花が咲いていましたが、その周辺に落ちていた枝を採集して、なんの考えもなしに鉢にぶっ差してみたら、なにも起こらなかったという悲しい現実。勝算なさすぎ笑。
当初、枝には産毛の生えた芽がついていたので、とにかく土にさえ差しておけば今春咲いてくれたりして?なんて思っていたのですが、そうはうまくいくわけがなかった。
こぶしは、実を採って、秋に土に植えておくと発芽する・・・みたいなことが書いてあったので、仰せの通りにチャレンジして、2026年春の開花を目指すこととします。
一方、同じ写真の中で緑の葉をつけている枝のほう。

これはただのツルンとした、なにもついていない木の枝を拾ってきたもの。
なんの期待もしていなかったので、4月頃から葉が生えてきて正直ビックリしてます。
画像検索すると、「ポプラ」が最有力なのかなと思ってます。「カツラ」もヒットするのだけど、カツラだと葉っぱがハート型なのが特徴らしいので。
すごく短い枝だったのに、どんどん、ぐんぐん伸びて、こぶしをも凌駕するようになっちゃった。
寄せ植えの鉢植え:なにか+なにか+なにか

拾った枝シリーズ。
とにかく、「育つかどうかやってみよう」の無秩序な根拠のもと、少ない鉢植えに所せましと共存してもらっているがためのなれの果て。
折れて落ちているものを拾っているので、当然すでに花も落ちていて、名前も知らないままただ、植えられている子たち。
ひとつがご覧のように、この春、青々と葉ををつけ始めました。
画像検索の結果、こちらこそ「ポプラ」の可能性があり?
葉っぱがハート型だし。
寄せ植えの鉢植え:なにか+なにか+なにかpart2

この謎だらけの鉢の中で、5月30日現在、唯一葉をたずさえたのが、ヤマブキらしきもの?
あくまでも画像検索でヒットした中で、それっぽいという憶測によるネーミングです。
ただのなにも生えていない枝を植えていましたが、小さな葉が次々とつき始め、ここまで色づきました。
寄せ植えの鉢植え:なにか+なにか+なにか+なにか・・・

もう、なにがなんだかわかりません笑。
「その他、落ちていた枝」シリーズ。
ひとつはっきりしているのは、中には桜の枝が含まれています。
桜の木の下に落ちていたから、たぶんそうだと思う。
桜も含め、折れた枝をそのまま土に埋めて、咲いた試しがあるのかどうかは、なんの根拠もありません。
咲いたら儲けものってことで。
これらも2026年の春に変化を期待しています。
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