九州一周レンタカーの旅!ツアコンなし、ガイドなし、完全フリープランで全県周遊7泊8日

定年退職を記念して、夫婦で旅行に行ってきました。行き先は夫が長年憧れていた九州。マイペースなふたりが選んだのは、レンタカーで回る、ツアコンなしガイドなしの完全フリープラン!さあ、どんな旅程を組みましょうか?

(2025.04.19 last updated )

「長年お疲れ様でした」を労うイベントの定番

夫とわたし、多少の時差はあれど、昨年ともに定年退職をしました。

わたしは次の行き先が決まらないまま退職し、しばらくはフリーの身分。
夫は次の職場が決まった状態で退職。それまでの狭間に、2ヶ月間という超ロングな有給休暇を所得することができました。

旅行に行こうか

うん、そうだね

仕事を持つ身としては、なかなか得難い2ヶ月間のオフです。それだけあれば、どこまででも行けそうですよね。

国内?海外?

色めきだつわたし。

行き先は九州

しかしながら、行き先は「九州」、と割とすぐに決まりました。
夫がずっと行きたがっていた土地だからです。

歯抜けで仕事を転々としてきたわたしと違い、夫は新卒で入った会社に定年まで在籍しました。本人的にはいろいろ苦労はあったでしょうが、大過なく勤め上げ、家族にひもじい思いをさせることなく家計を守り抜いてくれました。ここはやはり、「夫の労を労う」ことが旅の一番の目的でなければいけません。

プランの概要をイメージする

お互い、九州には行ったことがないので、全く土地勘がありません。
旅行会社でパンフレットをもらったり、ネットでツアーを探したりしているうちに、ぼんやりと思い描いたイメージが、だんだんと輪郭の整った概要に形作られてきました。

根幹となる基本条件。
それは、

  • 日程は7日間程度
  • レンタカーを使う
  • 全県廻る

の3つ。

これらを全て実現できるプランを具体的に進めて行きます。

旅行会社に申し込む

九州を廻るツアーはたくさんありましたが、安価のもので探すと、「日程は長くても4日間」「多くても3〜4県」「貸切バスで観光地を廻る」「フリータイムはほとんどない」が多数を占めていました。

そんな中、HISさんに、わたしたちの希望を叶えてくれるプランがありました。

  1. 九州7泊8日
  2. レンタカーつき
  3. 宿泊は提携ホテルの中からチョイス

決まっているのはこの3点のみ。あとは自分たちでいかようにもカスタマイズOKというパターン。

おお!
これです、これこれ!

お値段もさほど高くはありません。
提携ホテルも、いい感じのところが多そうです。

これに決まり!!

旅行計画の役割分担

この夫婦。
言い出しっぺは大抵夫で、計画を練るのは妻•••と相場が決まっております。

まずは夫がHISさんに申し込みをします。
その時点で、7泊分のホテルを決める必要があったので、1泊目と最終日が福岡、あとは反時計回りに南下→横断→北上•••と進んでいくコースにしました。

予約完了!!

ここで、わたしにバトンタッチ。
細かい旅程を立てる作業に入ります。

繰り返しになりますが、目的地は夫が長年行きたかった九州です。その割に、夫のイメージはスカスカでした。

じゃ、予定立てるけど、行きたい場所はどこ?

ん〜•••
オランダ坂?

OK!
あとは?

別にない

え?
7泊8日よ?
あなたが何十年も行きたかった場所よ?

あ、そうなんだ•••
じゃ、あとは適当に取り繕うわね

綿密なプランニング

1. 立ち寄る観光地をリストアップ

既に宿泊先は全て決まっているので、大筋のルートを俯瞰することとします。
毎日の「出発地」と「到着地」を点で結ぶと、こう。

次に、「九州といえば、ここ!」という観光地と、「九州にきたなら、これ食べなきゃ!」というグルメをリストアップします。
わたし自身、九州に対する予備知識はないので、ひたすら旅行サイトやインスタグラム、旅行ブログや自治体のサイトなどを読み漁って、めぼしい情報を拾い上げていきました。
もちろん、夫がご所望の「オランダ坂」も候補に入れることを忘れてはいません。

2. 起点と終点を踏まえ、観光地をルートに含める

ここからは算数のお勉強。組み合わせと四則演算と図形を求めます。

いかに最短距離で点と点を結び、いかに日々均した走行距離で旅程を組むか?

用いたのはGoogle Mapです。

宿泊先や観光地の住所を全てメモし、どこをどう回ったら何キロの走行距離になるのか?をルート検索で計算していきます。

「九州一周」というと、単純に海沿いをぐるっと回れば希望が叶うと思ったわたしたちですが、それだと内陸にある観光地へのアクセスが著しく悪くなることに、このとき初めて気付きます。そして、何よりも、最も考慮すべきだった「九州は広い!」という事実。

ほぼ、全日程において、

朝、ホテルを出て、どこにも寄らずにまっすぐ次のホテルに向かうだけで200km近くある!

わたしの常識では、1日で走ってよい距離は100kmが上限です。

3. 時間を計測する

距離だけ見ると驚愕の数字でしたが、たとえば「朝9時にホテルを出発し、夕方5時に次のホテルに到着する」ことを考えると、可動時間は8時間です。

一方、時速60kmで車を走らせた場合、単純計算では3時間で180kmも進むわけで。
道路状況を考慮しても、午前と午後でそれぞれ2時間ずつ走れば、なんとか観光地にも回れそうだ!と胸を撫で下ろします。それに、車で走っている間の車窓も、立派な観光タイムです。運転はわたしもできるので、疲れたら交代しながら行けばよい!なにより、旅行とは「家事をする必要がない特別な空間」なので、「観光に全体力を使い果たしても構わない」ことが強い後押しとなりました。

4. 7泊8日のルートが完成!

宿泊地と観光コースのマリアージュ、こんな感じに仕上がりました。

宿泊地観光コース
1日目
福岡県福岡市
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)、大濠公園(福岡県福岡市)
2日目
長崎県佐世保市
糸島半島(福岡県糸島市)、石岳展望台〜展海峰(長崎県佐世保市)、ハウステンボス(長崎県佐世保市)
3日目
熊本県
オランダ坂〜大浦天主堂〜グラバー園(長崎県長崎市)、島原港〜熊本港
4日目
鹿児島県
吉野公園(鹿児島県鹿児島市)、坂元のくろず(鹿児島県霧島市)、天文館通り(鹿児島県鹿児島市)、霧島温泉
5日目
宮崎県
霧島神宮(鹿児島県霧島市)、サンメッセ日南(宮崎県日南市)、青島神社(宮崎県宮崎市)、宮交ボタニックガーデン(宮崎県宮崎市)
6日目
大分県
高千穂峡(宮崎県西臼杵郡)、やまなみハイウェイ(熊本〜大分)、ゆふいん(大分県由布市)
7日目
福岡県
門司港レトロ(福岡県北九州市)、壇之浦古戦場跡(山口県下関市)、唐戸市場(山口県下関市)、天神(福岡県北九州市)
8日目帰路

5. パンフレット作成

やるときは、やります!
完全フリーで向かうので、見知らぬ土地で迷子にならないよう、自分の立てたプランをパンフレットに落とし込みます!

じゃーん!
全24ページの力作です。

さあ、この手作りパンフレットを携行し、いざ出発です!

九州一周旅行記

実際の珍道中。
冷や汗のハプニングや、絶景の数々・・・いろいろありました。

旅行記はこちらからスタート↓

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