「年取ったなあ」と痛感した瞬間:不可抗力の【寄る年波系】と罪深い【確信犯系】

日常で頻発する”加齢に伴う衰え”。如何ともし難い体力の減退もあれば、堕落しきった確信犯的な振る舞いも。後者は特に深刻なので、戒めの意味合いを込め、ここで捨て身の告白をします。

【不可抗力=寄る年波】系の衰え

検証1:自分のポケットで鳴っている携帯に気づかない

音は聞こえているんです。
なのに!ですよ。
自分だとは思わないんですね。

ずーっと鳴り続けてて、

早く出れば?

•••と、夫を疑う。

(俺じゃないけど?)

という顔をされて、はじめて自分を疑う。

ん!?
確かに自分のポケットの中で鳴ってる!なんなら、振動すらしている!

聴覚だけじゃなく、触覚もダメになってるのかい?

検証2:食べ物の中に髪の毛が入る

これだけはしたくなかった。マジで。

昔学生だったとき、母の作ってくれたお弁当にときどき髪の毛が入っていました。母は本当に忙しい人だったので、そこに文句があったわけはなく、ただ「なんで入る?」「そしてなぜ気づかない?」という思いしかなかったのですが。

今、全く忙しくもないわたしが、やらかしてしまっている。給食センター並みに髪の毛引っ詰めてお料理作ってるんだけど、なぜ。そして老眼だから、気づかない。食べてる人に言われて、はじめて気づく•••。

検証3:【大】と【おしり】のボタンを押し間違える

我が家の壁掛けのリモコン、

  • 上面→「大」と「小」
  • 前面→「おしり」と「ビデ」

が並んでいます。

順番としては、「おしり」を押してから「大」に進むのが常かと思うのですが、字面の与える印象のせいでしょうか、「おしり」が欲しいときに「大」に手が伸びてしまい、「やってまった」の回数が多々あり•••。どうしたって最後には「大」を押さなければことが済まないので、二度流す羽目に。水代の無駄を思うと二倍落ち込んでしまいます。

なんか、「無意識にやっても当たり前にできること」の範囲が、明らかに狭まってきてると思います。

検証4:3つ以上のものが持てない

両手にひとつずつ、最高2つのものを持つまでは平気なんです。
ただ、そこに更にもうひとつ持つと、9割がたどれかを落とします。

例えば、左手にスマホとメガネを持って、右手で家の鍵を出そうとすると、予め持っていたスマホかメガネ、或いは鞄から出して掴んだはずの鍵を床に落とします。逆の手の話なんだから、持てる量の問題じゃないですよね、注意力の問題?

検証5:立体構造の知覚が欠如

  • ドライヤーのコードに結び目があってもほどけない
  • ねじれたネックレスのチェーンを元に戻せない
  • 絡まったイヤホンの線も、もちろん元に戻せない

ドライヤーのコードなんて、たかだか1回転くらいなのですが、結び目のどの部分をどちら側に引き抜けばほどけるのかが、判断できなくなってきてるんですよね~。こんなわたしですから、ネックレスのチェーンをほどくなんて、夢のまた夢ですよね。

【確信犯=人間失格】系の衰え

検証1:髪の毛を洗う頻度が2〜3日に1回

仕事に行くわけじゃない、人に会う予定もない。

それに加え、新陳代謝が行われなくなっているので、2日3日洗わなくても、若い頃のように脂っぽくベタベタしないんですよね。ちゃんとサラサラしてるの!ただ、匂いはヤバいことになってるんだと思う。だから、人として絶対やっちゃいけないことなんですよ。

この記事を書くにあたり、心を入れ替えて数日前から「毎日髪を洗う=50代まで習慣としていた”まともな在り方”」をリバイバル中です。

シャンプ―の香り

検証2:ブラジャーを服の上からする

休みの日はわたし、「しない派」なんですよ。
けれども、急にお買い物に行かなきゃいけなくなったとき、さすがに「しないで」外出するわけにはいかないですよね。そこの常識はあるのよ。

寒がりのわたしは何重にも重ね着をしているから。何枚も袖を抜くのが超めんどくて、とりあえず服の上からブラジャーして、その上からパーカー羽織って出かけたら、誰にもバレない!

姉からは「ひどい、ひどすぎる」とお叱りをいただきました•••。

自分でもさすがに「終わってるな」と思ってますが。

でも、すんごいGoodアイディアだと思いません?

検証3:年齢を自虐ネタにして周囲を黙らせる

あー。社会人として、いっちゃんやっちゃダメなやつです。
特に、若い方たちと対等に働かなければならない職場では、尚のこと。

定年退職までの職場は、当然のことながら同僚のみならず、上司ですらわたしよりも年下でした。みなさんとは実に10~40ほどの年齢の開きがありました。

40代の方が若い社員に向け、ご自身の年齢を自虐ネタにしてお話するのがあまりにも可愛くて(この思考が既にいただけない)、

もっと年取ると、〇〇になるから大丈夫!

・・・などと言ってしまう。

その40代の方にも、若い社員さんにも、嫌な思いさせてしまいましたよね。

ただ、後付けの言い訳としては。
わたしが逆の立場だった頃、

あ”~~っ、
〇〇さんがいらっしゃるのに、年齢ネタぶちかましてしまった!

・・・と、自分の背筋が凍ったこともありました。

そんなとき、最年長の方が年齢自虐ネタをかぶせてくださると、全員が救われた気持ちになったものです。

自分の次の一手で、場が和むのか?はたまた凍り付くのか?
その匙加減をうまく使い分けたいものですよね。オトナとしては。

これらの失態をふまえた教訓とは

まあ、思うわけですよ、いかに教訓として役立てればよいのかと。

就活をしている今、

  • だから、もう社会人として働くのは無理なんじゃないか

と身の程をわきまえるのか、はたまた、

  • だからこそ早く社会復帰して、緊張感のある生活を営まねば

と自らを奮い立たせるのか・・・。

さしあたり、こちら側からボールを投げ、投げ返してくれなかったら前者だと思えばよいのかなぁ・・・と考えたりしてね。

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