ひとつやふたつはある持病:『飛蚊症』が悪化したら笑われて楽になった話

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私のウィークポイントは、ずばり「目」

人って、体調を崩すと、体の一番弱いところにくるってよく言いますよね。私の場合、それは「目」だったりします。なのに洋裁とか、パソコンとか、目を酷使することに夢中になってしまう性分。それでいて、作業に入るとついつい根詰めてしまいます。

初めて目を患ったのは30代のはじめ。
子どもが寝静まったあと、針と糸をチクチクして午前様を連日連夜続けてしまったときでした。病名は『中心性網膜炎』と記憶しています。視界の中央がボヤけて見えるんです。

驚きましたし、恐怖も感じましたが、若かったこともあり、治療してすぐに完治しました。

あれから数十年。

55を過ぎたころ、新たな病変が起こりました。

その名も飛蚊症

飛蚊症って何!?

はじめは、自宅で壁を見ていたときに違和感を覚えました。

確かに家の掃除はいつも手抜きだけど、白い壁にはあるはずのない黒い点が見えます。不思議なことにその点は、視線をずらすと一緒についてくるではありませんか。

ネットで調べると、結構恐ろしい病名が出てきます。こっ、これは、すぐに眼科へ行かなくては!!

病院へ行って、いろいろ検査を受けた結果、『飛蚊症』と診断されます。

目の前に「黒いものがとぶ」ことを眼科では飛蚊症といいます。蚊が飛んでいるように見えるという意味ですが、実際にはこの他に水玉、ハエ、黒いスス、糸くず、お玉じゃくし、輪などが見えることもあります。

引用元:公益社団法人日本眼科医会

お医者さんが、「加齢によって硝子体に濁りが出ると、それが網膜に写るんです。特に心配は要りませんよ」と。

なーんだ、それほど怖い病気じゃないのね・・・って、そうじゃなくて!!

一度異物ができると、なくなることはない、と事もなげに仰るけども。

そうですか・・・私のこの先の人生は、常に視界に黒い点が見え続ける中で営まなければならないのね。なかなかのショックでした。

50過ぎたあたりから、病院に行くと「加齢が原因なのでしかたがない」と言われることが多くなりました。整形外科でも、歯医者でも、そう。

二度目は点じゃなくて

結構悲観的になったのも束の間、いつしか自分が飛蚊症のキャリアであることも忘れつつあった今日この頃。

それは突然やってきました。

天気の良い日の外出先で、帽子のつばから糸くずらしきものがぶら下がっていることに気付き、取ろうとするんだけど「えっ、掴めない!?」。まるでVRゴーグルを覗いているかのように空を切ってしまいます。慌てて脱いだ帽子には、何もついていません。

気味の悪さを感じながら自宅に帰ってきました。異物は目の前にぶら下がったままです。こわっ。鏡を見たり、目薬を差したりするけれども、一向に良くなりません。

こっ、これは、重度の飛蚊症!?

だってデカイよ?3つも見えるよ?
これが飛蚊症だったら、この先一生見えたままなんでしょ?それは嫌だなあ、私。

次の日起きても症状変わらず。

いよいよ腹をくくらなければいけなくなりました、たぶん。

夫に打ち明けた

今日、眼科に行こうと思うんだけど・・・と。

症状を伝えたら、「この年になると、いろいろあるよね」と笑顔。

すごく深刻な気分だったけど、食事ものどを通らないくらいだったけど、一気に緊張の糸がほどけるのを感じました。まだ診断受ける前だけどね、と思いつつ、もし重病だったとしても受け止められるような気がこの瞬間しました。たまにいい仕事するんだよね。凶と出る日もあるけど。

病院に行ったら、案の定飛蚊症と診断されました。「消えることはないけど、大脳が慣れてくれるから」と、1ミリくらい前向きになれる慰めの言葉をかけてくれました笑。

決して丈夫ではない「私の目」なので、いたわってあげなきゃ。定期的に検診も受けに行かなきゃですね。

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